Page 11 - 政府活動報告
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ることを堅持し、感染症対策と経済・社会発展を統一的に進め、発展と安全を

                  統一的に考慮し、引き続き「六つの安定」、「六つの保障」の活動にしっかりと

                  取り組み、民生を持続的に改善し、マクロ経済の基盤の安定化に力を入れ、経


                  済の動きを合理的な範囲内に保ち、社会の大局の安定を保ち、勝利のうちに第

                  20 回党大会の開催を迎えなければならない。

                    国内外の情勢を総合的に検討・判断すると、今年わが国の発展が直面するリ


                  スクや課題は著しく増加しているため、坂を登り峠を越えなければならない。

                  困難なときほど、自信を固め、着実に活動に取り組まなければならない。わが

                  国の経済の長期的好調というファンダメンタルズが変わることはなく、持続的


                  な発展には有利な条件が多く備わっている。とくに億万の人民には素晴らしい

                  生活を求める強い願いや起業・革新の大きな潜在力、ともに困難な時局を乗り

                  越える確固たる決意があり、われわれも重大リスク・課題への対応の豊富な経


                  験を積み重ねてきた。中国の経済は必ずや新たな下押し圧力をしのぎ切り、安

                  定的かつ長期的に成長していくであろう。


                    今年の主要所期目標は次のとおりとする。◇GDP 成長率は 5.5%前後とする。

                  ◇都市部新規就業者数を1100万人以上とし、年平均の都市部調査失業率を5.5%

                  以内に抑える。◇消費者物価の上昇率を 3%前後とする。◇住民所得の伸び率を


                  経済成長率とほぼ同じにする。◇輸出入の安定・質的向上をはかり、国際収支

                  を基本的に均衡させる。◇食糧生産量を 6 億 5000 万トン以上に保つ。◇生態環

                  境の質を持続的に改善し、主要汚染物質の排出量を引き続き減少させる。◇GDP1


                  単位当たりのエネルギー消費量については、第 14 次 5 ヵ年計画期に統一的に考

                  課すると同時に、適当な余地を残す。再生可能エネルギーの新規増加分と原材

                  料として使用するエネルギー資源はエネルギー消費総量に計上しない。


                    GDP 成長率の所期目標を設定するにあたり、主として雇用安定・民生保障・リ

                  スク防止の必要性を考慮し、同時にここ 2 年の平均経済成長率および第 14 次 5


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