Page 13 - 党の百年奮闘の重要な成果と歴史的経験に関する中共中央の決議
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党は全国での政権運営で直面しうる新たな試練を十分に見越していた。早


                くも解放戦争の全国的勝利の直前に開かれた党の7期2中全会は全党に向け


                て、「謙虚で、慎しみ深く、おごらず、あせらない気風を引き続き保持しな

                ければならず、刻苦奮闘の気風を引き続き保持しなければならない」と指摘


                した。新中国の成立後、党は政権党となった条件下での党建設という重要な


                課題をとくに提起し、思想、組織、気風の面での党建設を強化し、党の指導


                をうち固めた。党は幹部の理論学習・知識研修に取り組み、党の指導レベル

                を高めるとともに、全党員、とくに高級幹部に対して、党の団結・統一を守


                る意識を強くもつよう要請した。また、党は整風・整党運動を繰り広げて、


                党内教育を強化し、末端党組織を整頓し、党員資格の要件を引き上げ、官僚


                主義、命令主義、汚職・浪費に反対した。党は党員幹部の腐敗・変質問題を

                厳重に警戒し、またその防止に力を入れ、腐敗を断固として取り締まった。


                これらの重要な措置によって、党の純潔性や全党の団結が強化され、党と人


                民大衆とのつながりが緊密になり、執政党建設における初歩的な経験が蓄積


                された。

                  この時期において、毛沢東同志はマルクス・レーニン主義の基本的原理と


                中国革命の具体的実践との「再結合」を行っていく考えを提起した。これを


                受けて、毛沢東同志を主要な代表とする中国の共産主義者は、新たな実践と


                結びつけて毛沢東思想を充実・発展させる中で、社会主義建設に関する一連

                の重要思想をうち出した。そこには、社会主義社会がかなり長い歴史的段階


                であること、敵味方の矛盾と人民内部の矛盾とを厳密に区別し、正しく処理


                すること、わが国の社会主義建設に関する十大関係を正しく処理すること、



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