Page 14 - 党の百年奮闘の重要な成果と歴史的経験に関する中共中央の決議
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わが国の国情に適した工業化の道を探し当てること、価値法則を尊重するこ


                と、党と民主党派との関係の面では「長期共存・相互監督」という方針をと


                ること、科学・文化の面では「百花斉放・百家争鳴」という方針をとること

                などが含まれる。こういった独創的な理論的成果は今日においても重要な指


                導的意義をもっている。


                  毛沢東思想は、マルクス・レーニン主義が中国で創造的に運用され、発展


                したものであり、実践によってその正しさが立証された、中国の革命と建設

                に関する正しい理論的原則と経験の総括であり、マルクス主義の中国化にお


                ける最初の歴史的飛躍であった。毛沢東思想の真髄は、毛沢東同志の上記各


                構成部分に貫かれた立場、観点、方法であり、実事求是と大衆路線と独立自


                主という三つの基本点に反映されており、党と人民の事業の発展のために科

                学的な指導を提供した。


                  だが、残念なことに、第 8 回党大会で定めた正しい路線は徹底して堅持す


                ることができなかったことで、「大躍進」運動や人民公社化運動などの誤り


                が前後して起こり、反右派闘争もますます拡大していった。厳しく複雑な外

                部環境に直面し、党は社会主義政権の基盤固めに大きく意を注ぎ、そのため


                にあらゆる面で努力した。しかし、社会主義社会の階級闘争に関する理論と


                実践の面で、毛沢東同志の誤りがますますひどくなっているにもかかわらず、


                党中央はこれらの誤りをすぐに是正することができなかった。毛沢東同志は

                当時のわが国の階級的情勢および党と国家の政治状況について、まったく誤


                った判断を下したことで、「文化大革命」を引き起こし、これを指導した。


                一方で、林彪反革命集団と江青反革命集団は毛沢東同志の誤りにつけこみ、



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