Page 3 - 中国共産党第十八回全国代表大会の第十七期中央委員会報告に関する決議
P. 3
しを高く掲げ、鄧小平理論、「三つの代表」の重要な思想および科学的発展
観を導きとして、思想を解放し、改革開放を進め、力を結集し、難関の突破
にしっかり取り組むとともに、確固として中国の特色ある社会主義の道に沿
って前進し、小康社会の全面的な実現に向けてたたかっていかなければなら
ない。
大会は次のように強調している。現在、国内外の情勢や党内事情は引き続
き大きく変わりつつあるが、われわれの恵まれている発展のチャンスと直面
しているリスクや挑戦もかつてないものである。全党はぜひとも人民の信頼
と切なる負託を銘記し、いっそう発奮して勤勉に働き、引き続き科学的発展
を推し進め、社会の調和を促すとともに、引き続き人民の生活を改善し、人
民の福祉を増進させ、時代から与えられた、栄えある、困難に満ちた任務を
完遂しなければならない。
大会は第十七期中央委員会の取り組みを高く評価した。十七回大会いらい
の五年間は、われわれが中国の特色ある社会主義の道を勇往まい進してきた
五年であるとともに、さまざまな困難やリスクの試練に耐え抜き、全面的な
小康社会づくりの新たな勝利をかち取った五年であり、諸方面の活動はいず
れも新たな、大きな成果を収めた。
大会は第十七期中央委員会が十六回大会いらいの十年間の奮闘の道のり
についておこなった基本的総括に同意し、さらに次のような見方を示した。
つまり、われわれはわが国の発展における重要な戦略的チャンスの時期をし
っかりとつかみ、それを生かした上、一連の大きな試練を乗り越え、全力を
尽くして中国の特色のある社会主義を新たな発展段階に推し進め、改革開放
と社会主義現代化建設の大局をうち固め、発展させたほか、わが国の国際的
地位を高め、中国の特色ある社会主義の大きな優越性と強い生命力をはっき
り示し、中国人民と中華民族の誇りと結束力を強めた。
大会は次のように強調している。十年にわたる奮闘の道のりを総括する上
で最も重要な経験は、われわれがあくまでも実践を踏まえた理論刷新を果敢
に推し進め、中国の特色ある社会主義の堅持と発展をめぐって、相互に密接
2