Page 7 - 中国共産党第十八回全国代表大会の第十七期中央委員会報告に関する決議
P. 7
争力の向上を有機的に結びつけなければならない。「平和統一、一国二制度」
の方針を堅持して、両岸関係の平和的発展に向けた政治・経済・文化・社会
的基盤をうち固め、深化させ、両岸関係の平和的発展の新たな展望を切り開
くとともに、台湾同胞と連帯して中華民族の共同の故郷をしっかりと守り、
立派に建設し、平和統一のためにより十分な条件を創り出さなければならな
い。
大会は、報告の中で国際情勢について行われた分析とうち出された対外活
動の方針に同意すると同時に、次のことを強調している。つまり、中国は引
き続き平和、発展、協力、ウィンウィンの旗じるしを高く掲げ、独立自主の
平和外交政策を断固実行し、首尾一貫して平和的発展の道を歩み続け、互
恵・ウィンウィンの開放戦略を終始堅持するとともに、断固として国家の主
権、安全保障、発展の利益を守り、あくまでも平和共存五原則をふまえて各
国との友好・協力を全面的に発展させ、恒久の平和、共同の繁栄を目指す、
調和のとれた世界の構築を推進して、各国の人民とともに人類の平和と発展
の崇高な事業のためにたゆむことなく努力していく。
大会は次のように強調している。情勢の発展や事業の開拓、人民の期待は
すべて、改革・創造革新の精神で党建設の新しい、偉大なプロジェクトを全
面的に推し進め、党建設の科学化レベルを全面的に高めるよう、われわれに
求めている。全党は切迫感と責任感を強め、党の政権担当能力、党の先進性
と純潔さの保持を強化するという主軸をしっかりととらえ、人間本位と人民
のための政権担当を堅持し、思想の解放と改革・刷新を堅持するとともに、
党が党を管理し、厳格に治めることを堅持して、党の思想・組織・作風面の
建設、反腐敗・廉潔政治の構築、制度づくりを全面的に強化し、自己浄化、
自己完成、自己革新、自己向上の能力を高め、学習型、サービス型、革新型
のマルクス主義の政権党を整備して、党が終始中国の特色ある社会主義事業
の強固な指導的核心となるよう確保しなければならない。
大会は次のように強調している。腐敗に反対し、廉潔政治を進めることは、
党が一貫して堅持している鮮明な政治的立場であり、人民が関心を寄せてい
6