Page 3 - 政府活動報告
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での都市部登録失業率がここ数年で最も低い水準の 4.02%となった。13 億以上の
人口を有する発展途上の大国で、比較的十分な雇用が確保されているのは、並大
抵のことではない。
――改革開放が深く推し進められた。重要な分野とカギとなる部分の改革が大
きく進展し、供給側構造改革の効果が現れ始めた。対外開放の新たな措置が打ち
出され、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと 21 世紀・海のシルクロード)」建
設が迅速に進み、重要建設プロジェクトと生産能力をめぐる国際協力プロジェク
トが数多く実施された。
――経済構造調整のペースが上がった。消費が経済成長において主要な牽引作
用を発揮した。サービス業の付加価値の対 GDP 比が 51.6%に上昇した。ハイテク
産業と設備製造業が比較的速い成長を見せた。農業が安定の中で調整・最適化さ
れ、食糧作物が再び豊作となった。
――発展の新たな原動力が不断に増強された。革新駆動型発展戦略が踏み込ん
で実施された。科学技術分野において世界の最先端を行く重要な成果が数多くあ
げられた。新興産業がどんどん生まれ、在来産業の業態転換と高度化が加速した。
大衆による起業・革新が多方面で活発になり、新規登記企業が年間で 24.5%、一
日平均で 1 万 5000 社増えた。これに自営業者などを加えると、各種市場主体が一
日平均で 4 万 5000 社増えたことになる。新たな原動力は、発展の新天地を担いつ
つある。
――生産や生活を支えるインフラの力が持続的に向上した。高速鉄道の新規営
業距離が 1900 キロを超え、高速道路が 6700 キロ以上、農村道路が 29 万キロ新規
建設または改修された。都市の軌道系交通や共同溝の整備が加速した。21 の重要
水利プロジェクトが新たに開始された。第 4 世代移動通信(4G)の利用者が新た
に 3 億 4000 万人増え、光ファイバーケーブルが新たに 550 万キロ強敷設された。
――人々の生活が引き続き改善された。全国住民の 1 人当たり可処分所得が実
質で 6.3%伸びた。農村の貧困人口が 1240 万人減り、移住・転居による貧困救済
を受けた人々が 240 万人を超えた。バラック区の住宅改築が 600 万戸以上、農村