Page 7 - 政府活動報告
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(4)イノベーションによる牽引を強化し、新たな原動力の急速な成長をもたら

                 した。「インターネット+」行動と国家ビッグデータ戦略を深く推し進め、

                   メード・イン・チャイナ
                 「 中   国  製   造  2025(中国製造業 10 ヵ年計画)」を全面的に実施し、大衆による

                 起業・革新関連の政策措置の徹底と充実化をはかった。2030 年に向けた科学技術

                 イノベーション重要プロジェクトを配置してスタートさせ、北京と上海が世界的

                 影響力をもつ科学技術イノベーションセンターを創設するのをサポートし、国家

                 自主イノベーションモデル区を新たに 6 ヵ所設立した。社会全体の研究開発(R&D)

                 費の対 GDP 比が 2.08%に達した。国内の有効特許件数が 100 万を突破し、技術市


                 場の取引高が1兆元を上回った。経済成長に対する科学技術進歩の寄与率が56.2%

                 に上昇し、発展を支えるイノベーションの力が著しく増強された。

                   (5)地域間・都市農村間の調和発展を促進し、新たな成長極・成長帯の形成を

                 加速させた。「一帯一路」建設、京津冀(北京市・天津市・河北省)地区協同発


                 展、長江経済ベルト発展の「三大戦略」を踏み込んで実施し、多くの重点建設プ

                 ロジェクトをスタートさせた。13 次 5 ヵ年期の西部大開発計画を策定し、新たな

                 東北振興戦略を実施し、中部地区の興隆を推し進め、東部地区の先行発展をサポ

                 ートした。新型都市化の推進を加速させ、戸籍制度改革を深め、居住証制度を全


                 面的に押し広めた結果、新たに 1600 万人が都市部に転籍・定住した。発展の相乗

                 効果が現れ続けている。

                   (6)生態文明建設を強化し、グリーン発展に新たな進展をもたらした。生態文

                 明建設の目標達成状況の評価・査定に関する細則を制定・実施し、国家生態文明

                 試験区を設立した。大気汚染対策を強化して、二酸化硫黄と窒素酸化物(NO )の
                                                                                                   X

                 排出量をそれぞれ 5.6%、4%減らし、微小粒子状物質(PM )については 74 の重
                                                                               2.5
                 点都市で濃度を年平均 9.1%低下させた。エネルギー構造を最適化し、クリーンエ

                 ネルギー消費の割合を 1.7 ポイント高め、石炭消費の割合を 2 ポイント低下させ

                 た。水質汚濁対策を推進し、土壌汚染対策行動計画を打ち出した。中央環境保護

                 監察を行い、環境関連の多くの法律違反案件を厳しく調査・処理し、環境保護の


                 よりいっそうの展開を促した。
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